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頚部捻挫(寝違え)

2021.11.15

頚部捻挫(寝違え)

症状
眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、いわゆる「寝違え」と言います。首を動かすと痛みが出る時もありますし、痛みで首を動かせない時もあります。寝違えでも寝てて起きてるだけの痛みだけではなくて、洗顔をしている姿勢・天井を見上げる姿勢・振り向き動作がかかる動作からくることもあります。

原因と病態
何が起こって痛みが出ているかについては、いろいろな意見がありますが検査や画像でとらえられるような変化がないのが一般的なので、正確な原因であるという証拠はありません。睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)におちいり時にしこりとなっている、前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している(こむら返り)、頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる、などの原因が考えられています。筋肉の阻血・疲労や関節包の炎症を引き起こすのは、上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)、同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するために頸部の筋肉に負担が生じる)、が原因の場合が多いと思われます。いずれにしても、「外傷(けが)」ではなく、軽い病気です。

診断
起床時に痛くなり、数時間から数日で痛みが改善していくようなら、徐々に首を動かしていくことで治っていくのが一般的です。痛みが強い場合には整形外科を受診して、他の病気の可能性がないかを調べてもらいます。例えば、手足のしびれはないか、手足の動きは正常か、深部反射(ハンマーで手足を叩いて反応を見ます)は正常か、X線写真で骨が溶けたりしていないか、などを診察します。「寝違え」の場合には、首の動きは制限されていますが、上記の診察や検査では変化は認めません。痛みが治らず診察で異常がある場合には、
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症、転移性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、強直性脊椎炎、関節リウマチなどの本格的な病気の可能性もありますし、肩こりの症状が強いだけの場合もあります。要は、寝違えが治らない場合には、整形外科を受診して調べてもらう必要があるということです。

予防と治療
動かすと頚が痛いので、寝違えが起こった時には痛い方向には動かさずにいる方が良いでしょう。医療機関で処方される湿布には、炎症を抑えて痛みを取る薬剤が含まれていますので、痛い部分に貼るのは有効です。鎮痛消炎薬や筋弛緩薬の内服も有効でしょう。可能なら緩やかにストレッチするのも有効な場合がありますが、痛みを我慢してストレッチするのは逆効果の場合があります。筋肉のけいれんが原因の場合には、こむら返りの治療で使う漢方薬が有効なこともあり、痛い筋肉や筋膜に局所麻酔薬を注射する方法が有効な場合もあります。マッサージが有効な場合もあるかもしれませんが、余計に痛くなる場合には良くありません。いずれにしても、治療の効果を見ながら治療方法を考えていく必要がありますので、整形外科医への受診をおすすめします。

寝違えと鍼灸治療

寝違えにいいツボは「落枕(らくちん)」と「四瀆(しとく)」というツボです。 「落枕」は手の甲側にあって、人差し指と中指の股から親指幅分くらい手首側に入ったところにあります。 股から、骨と骨の間を指で手首側に押していくと突き当たる部分にあります。 ここを親指で押しながら、首を回してみてください。合谷等もねちがえに効果的なツボです。胸鎖乳頭筋付近のツボも効果的です。『天窓』『扶突』『天鼎』などのツボも効果的です。

肩中兪→うつむいた時に一番出っ張る背骨(第7頸椎)から指3本分外側

寝違えた時におすすめのツボ。特に首の後ろや首の付け根の痛みに効果的です。
また寝違えだけでなく首、肩のこりにも効果があります。

寝違え時にしてほしいストレッチ集

  1. ■ 後ろキープ 1.寝違えで首が痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げる。 2.腕を引き上げて、自然に止まったところで20秒キープ。 …
  2. ■ 腰でキープ 1.痛む側の手のひらで真後ろのベルトの真ん中を軽くおさえる。 …
  3. ■ バンザイキープ 1.痛む側の手を肘角120°でバンザイする。

 寝違えが起こりやすいケース場所

実は寝違えにも種類があります。筋膜を傷めているケースと、中心部分を傷めているケースです。

例えば、首を右に回したときに左側が痛ければ、筋膜(筋肉の表面を覆う膜)が傷ついている可能性が高いと言えます。反対に、首を右に回したときに右側が痛ければ、筋肉の中心部分が傷ついている疑いが。前者の方が痛みは強く、治りにくい傾向があります。

「寝違え」のなかには、神経痛やねんざのケースも

ご紹介したとおり、寝違えの多くの原因は軽度の肉離れですが、まれに頸椎に神経痛やねんざが発症しているケースもあります。

●神経痛の場合

末しょう神経が圧迫されることで、痛みやしびれ・まひが生じるのが神経痛です。不自然な姿勢で寝ていたことで頸椎(けいつい)周辺の神経が圧迫され、神経痛になることがあります。首から肩や腕・手指に痛みやしびれがある場合は、神経痛が疑われます。

●ねんざの場合

ねんざとは、関節のじん帯や腱(けん)・軟骨などが傷つくケガのこと。例えば、睡眠時に頭が極端にのけぞった状態になっていると、頸椎がねんざすることがあります。

ストレッチ・アイシングはNG!? 寝違え直後にやっていいこと・ダメなこと

●寝違えた直後にするべきこと

朝起きて「寝違えた!」と思ったら、とにかく楽な位置から首を動かさないことが大切です。

痛みが出てから48時間程度は、消炎鎮痛成分が入っている冷湿布を貼るのもおすすめ。ただし、長時間貼るのは避けてください。目安は1時間程度です。

●むしろ炎症を悪化させるおそれも……寝違えた直後にやってはいけないこと

「とりあえず動作確認しよう」と、首を左右前後に倒してみたり、手で触ってみたりするのは良くありません。寝違えは炎症、つまりケガです。なるべく動かさない・触らないようにしてください。痛みや違和感を治そうと、首のストレッチをしたりもんだりするのもNGです。

また、アイスパックや氷のうを使って長時間冷やすのもおすすめできません。 アイシングをすると、一時的な鎮痛効果は得られます。その一方で筋肉の血流が悪化するため、損傷部位の回復が遅くなる可能性が考えられます。また、筋肉ではなくじん帯や神経を傷めている場合は、炎症が首の奥深い部分にあるので、冷やしたところで鎮痛効果が期待できません。

このほか、炎症を起こした直後は温めるのも良くありません。患部は熱を持っているため、温めると炎症を助長させてしまうおそれがあります。温湿布やカイロを使って温めるのはもちろん、湯船につかるのも避けたほうがいいでしょう。

寝違えた直後は一時的に冷やすのはOKですが、長期的に冷やすのはNG。温めるのは、痛みが治まる安定期までNGと覚えると良いでしょう。

寝違えを早く治す方法はある?治し方の基礎知識

●治るまでの日数は?

▶筋肉に炎症がある場合

  • 炎症が筋膜に生じているとき:4日~1週間程度
  • 筋肉の中心に生じているとき:3日~5日程度

▶神経痛の場合:2日~3日程度

▶ねんざの場合:1週間~2週間程度

●早く治すためのコツ・ポイントは?

初期段階は、とにかく安静にしましょう。「痛い」と感じる動作は避けてください。傷ついた組織を修復するためには、これ以上の治療はないとも言えます。

痛みが和らぐ安定期に入ったら、血流を良くして回復を促しましょう。血流改善には、温める・ストレッチをする・マッサージをするなどいろいろな方法があります。どの方法が適切かは病態によって異なるため、専門家の指示に従うように。

●痛みが強いときはどうすればいい?

首の痛みが強くてつらいときは、身の回りにあるタオルやマフラーを首の周りにグルグル巻いて、「顎置き」を作ると楽になります。顎を安定させることが目的なので、首が苦しくなるほどきつく巻く必要はありません。

仕事の都合などで首にタオルやマフラーを巻くのが難しい場合は、腰にコルセットをつけるのがおすすめです。腰にコルセットをすると背骨がまっすぐ伸びるので、首周りの筋肉に負担がかかりにくくなるのです。

●病院は行くべき?

極端な話ですが、寝違えは放っておいてもいずれは治ります。もしも、できるだけ早く治したいというのであれば、専門医を受診するといいでしょう。

ただし、あまりに頻繁に寝違えを起こしているようであれば、一度検査と治療を受けることをおすすめします。首の骨が本来あるべき位置からずれていて(いわゆるストレートネックなど)、首周りの筋肉を日常的に圧迫している可能性があるからです。

 

酔ったまま寝ると寝違いやすい!? 4つの寝違えの予防方法

寝違えの原因は、睡眠時に作られます。つまり予防のためには、就寝環境の改善が要になってくるのです。

●適度に寝返りが打てるよう、寝具を整えよう

実は、寝相の良い人は寝違えやすいと言われています。寝相の良い方は、就寝中に姿勢があまり変わっていない可能性が高く、筋肉・血流が凝り固まりやすいからです。

就寝時の姿勢と起床時の姿勢があまり変わらない方・寝相が良いと人から言われる方は、自然な寝返りを促す就寝環境を作るようにしましょう。例えば、マットレスは硬めのものがおすすめです。低反発や柔らかい素材は寝返りが打ちにくくなるので、避けましょう

●首に負担がかからない高さの枕を使おう

枕は、頭が本来あるべき位置(曲がっても反っても横に倒れてもいない位置)に来る高さのものを使いましょう。あまり寝返りを打たない人でも、枕の位置を正しくセッティングするだけで寝違えのリスクは随分減ります。

●寒い環境で寝るのは避けよう

寒い環境で寝ると、血流悪化・筋肉硬直しやすくなります。冬場はもちろん、夏場もクーラーで冷やしすぎないように気をつけましょう。

●泥酔状態・過度に疲れた状態で寝るのは避けよう

お酒を飲んだ後は寝違えが起こりやすいと言えます。その理由はふたつ。

ひとつは、筋肉内の血流が低下しやすくなること。もうひとつは、酔っていると感覚が鈍くなるため、寝返りの回数が激減することです。また、過度に疲れているときにも、お酒を飲んだときと同じことが起きやすくなります。

飲酒後やいつもより疲れているときは、寝る前に経口補水液などでミネラル分を補給するのがおすすめです。ミネラル分摂取は血流の低下を防ぎ、寝違えの予防につながります。

皆さんもご存知の通り、アルコールには血流をよくする効果があり、少量であれば百薬の長と言ってもいいかもしれません。

 

しかし、血流が良くなる反面、急性期や炎症などがある場合、痛みの物質も多く流れてしまうこととなり痛みが強くなりますのでご注意下さい。

まとめ

寝違えは安静にしていれば自然に治りますが、痛みが出ている数日間はとてもつらいものです。生活や仕事に差し支えのないよう、寝違えたときの正しい対処法・治し方をぜひ覚えておいてくださいね。

寝違えを起こしやすい人は、就寝環境を整えたり接骨院で骨のゆがみを矯正したりして、予防に努めましょう。

そして首の寝違えは不自然な姿勢で首に負担が掛かり炎症ができているため起きる
我慢できる程度の痛みから非常に強い痛み、特定の方向に動かすと生じる痛みなど程度には差がある
抗炎症作用を持つ湿布や内服薬は痛みを軽減するのに有効
状態の悪化を防ぐにはできるだけ安静にしていたい
首の痛みが長引いたり強かったり、痛み以外があれば整形外科クリニックで診察をする

ミネラル分をこまめに補給し筋肉内の血流低下を防ぎます。そして寝具は柔らかめのものを使うよりも硬めのマットレスを使うようにしましょう。硬めのマットレスを使うことで寝返りの回数が増え寝違えを起こすケースが少なくなります。

首の血流が阻血しひどいときには痛めた部分が硬い硬結やしこりになっているケースが多いです。

首の痛みが治らない場合は頚部の椎間板ヘルニアの可能性も高いケースがります。

アイシングも長時間冷やさないようにしましょう。筋肉の血流が悪くなります。

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